ゴムRSS(中心限月、日足)

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ゴムRSS3(中心限月)は、10月23日から27日まで3営業日続伸。24日に6営業日ぶりに310円台を回復。28日に315.3円、30日に316.0円まで上昇するも、引き続き一目均衡表の雲がレジスタンスとして意識される中、一段高とはならず。ただ、円安基調が強まる中、下げ渋りの動きを見せております。

産地は雨がちな天候が続いているようですが、大きな材料とはなっておらず、引き続きゴム独自の材料は乏しいようです。7月25日の高値335.0円から10月6日の安値295.8円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準315.4円辺りでは戻り売り圧力が強い模様。

とは言え、前述のように円安基調が強まる中で、下げ渋りの動きを見せております。また、7月25日を起点としたダウン・トレンドを上抜きつつあるだけに、目先は遅行スパンが好転し、一目均衡表の雲を上抜いて「三役好転」となるかが焦点となりそうです。ただ、仮に320円台を回復しても200日平均線のレジスタンスは強いように見えます。一方で、上抜けに失敗するようですと、雲は今後切り下がって行くだけに、再度305円辺りまで下げてくることも想定されます。

なお、JPXが集計した10月20日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は3466トンで、10月10日時点(3215トン)に比べて251トン増加(入庫は594トン、出庫は343トン、前年同時期の在庫は2437トン)。3旬連続で増加となっております。

最後に、10月27日に納会を迎えたゴムRSS3 2025年10月限は前回納会比3.5円安の311.5円で限月落ち。受け渡し枚数は前回納会比80枚増加の128枚でした。

 

生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫

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