OPEC加盟国の原油生産量
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石油輸出国機構(OPEC)が11月12日に公表した月報によると、10月のOPEC加盟国の産油量は前月比日量3.3万バレル増加の日量2846.0万バレルと、7ヶ月連続で増加となりました。加盟12ヶ国中、増加した国は7ヶ国。減少した国は4ヶ国、1ヶ国は変わらずでした。
OPEC加盟国の原油生産量
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国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量4.3万バレル増の日量1000.3万バレルと、7ヶ月連続で増加。2023年4月(日量1049.6万バレル)以来の1000万バレル台を回復しております。
UAEは前月比日量0.7万バレル増、クウェートは前月比日量3.7万バレル増、イラクは前月比日量3.4万バレル増、ナイジェリアは前月比日量1.5万バレル増となった一方、イランは前月比日量6.6万バレル減、リビアは前月比日量3.0万バレル減、ベネズエラは前月比日量0.7万バレル減となっております。
OPECの世界原油需要見通し
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OPECは2026年世界原油需給は日量2万バレルの供給過剰になるとの見通しを示しました。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の増産と他の産油国からの供給増加が理由。9月の月報では、「OPECプラス」が8月の生産量を維持した場合、2026年に日量70万バレルの供給不足が生じると見方を示していました。
なお、2025年世界石油需要は前年比日量130万バレル増の日量1億0514万バレル、2026年は前年比日量138万バレル増の日量1億0652万バレルと、4ヶ月連続で前月見通しで据え置いております。
中国の需要については、2025年は前年比日量21万バレル増の日量1686万バレル、2026年は前年比日量20万バレル増の日量1706万バレルと予測。
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