中国新規人民元建て銀行融資
↓クリックすると拡大します↓
中国人民銀行(中央銀行)が発表した統計によると、11月中国新規人民元建て銀行融資3924億元でした(前年同月は5783億元)。前月(2165億元)は上回ったものの、市場予想(5000億元)は下回っております。
中国政府は9月に、プロジェクト資金の補充を目的として5000億元の政策金融プログラムを導入。当局によると、10月下旬に全面展開され、2300件以上のプロジェクト(投資総額約7兆元)に融資が行われた模様。ただ、経済の不確実性、信頼感の低迷、不動産セクターの問題が引き続き景気の重しとなったようです。
マネーサプライM2は前年同月比8.0%増と、前月(8.2%増)から伸び率が減速(市場予想は8.2%増)。M1は4.9%増と、同じく前月(6.0%増)から鈍化しております。
中国の最優遇貸出金利(LPR)と政策金利
↓クリックすると拡大します↓
なお、中国人民銀行(中央銀行)は12月22日に、企業向け貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(LPR)1年物を3.0%、住宅ローン金利の目安となるLPR5年物を3.5%で据え置くと発表しました。据え置きは7ヶ月連続。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。

