米国の政策金利

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トランプ米大統領は1月30日に、FRBの次期議長に元理事のケビン・ウォーシュ氏を指名すると発表。「ケビンは長く知っている」と指摘。「偉大なFRB議長の一人として名を残すのは間違いなく、最高の議長になるかもしれない」と強調しました。

トランプ氏はFRBに大幅利下げを執拗に求めており、金融政策の独立性を維持出来るかが焦点。なお、就任には上院の承認が必要となります。

トランプ氏は忠誠心を重視しており、次期FRB議長に最側近であるホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長が指名されるとの見方が市場では多かったものの、ハセット氏ではトランプ氏に近過ぎ、FRBの信認が保てないとの懸念が浮上。トランプ氏はハセット氏に関して、「今の職に留まってほしい」と述べていました。

ウォーシュ氏は、トランプ氏の1期目にもFRB議長候補として名前が挙がったものの、トランプ氏はパウエル氏を議長に指名。今では「間違いだった」と述べております。ウォーシュ氏は、2006年に史上最年少の35歳でFRB理事に指名され、バーナンキ議長(当時)の信任が厚かったものの、FRBがリーマン危機後に打ち出した量的緩和に懐疑的で、2011年に辞任しました。そのため、市場では金融緩和に消極的な「タカ派」との見方が多いようです。また、米モルガン・スタンレー出身で、ウォール街からの信頼は厚い模様。

◆トランプ米大統領、ウォーシュ氏は利下げ望む

トランプ米大統領は1月30日に、FRBの次期議長に指名すると発表したウォーシュ元理事が、就任後の利下げ推進を約束していないものの、「話し合う」と明言しました。

トランプ氏は、利下げについて「ウォーシュ氏に頼みたくない。それはおそらく不適切だ。わたしはナイスであり続けたい」と言明。ただ、「彼はきっと利下げを望む。長いこと、彼を見てきた」と述べております。ウォーシュ氏が「タカ派」と目されていることについては、「彼は賢明で、非常に良く、強く、若い」などと述べるに留めております。

◆トランプ米大統領、ウォーシュ氏承認「問題ない」

トランプ米大統領は1月31日に、FRBの次期議長に指名したウォーシュ元理事の上院での承認について、「問題ないはずだ」と述べ、野党民主党からも支持を得られるとの見方を示しております。

与党共和党で上院銀行委員会のティリス議員は1月30日に、改めて捜査が終結するまで人事承認を阻止する構えを示したことについては、「彼はある理由で上院を去る」と述べ、承認手続きが円滑に進むと楽観しております。

ティリス氏は、米司法省によるパウエル現議長への刑事捜査に反発。SNSで、捜査が「完全かつ透明性をもって解決するまで、議長を含めた如何なるFRB関連の指名に反対する」と明言しております。

◆ミランFRB理事、後任指名の上院承認まで留まる

FRBのミラン理事は1月30日に、ブルームバーグテレビとのインタビューで、1月31日に任期を終えるものの、後任の指名が上院で承認されるまでFRBに留まると述べました。トランプ米大統領が、次期FRB議長への指名を公表したウォーシュ元理事が恐らく、自らの後任になるとしております。

ミラン氏は、FRBの設置法である「連邦準備法に従い、後任の承認までとどまる」と言明。上院のウォーシュ氏承認プロセスにどれくらい時間が掛かるかは「分からない」としました。また、休職中であるホワイトハウスの大統領経済諮問委員会(CEA)委員長に復帰するかとの質問には、理事退任後の計画は「分からない」と述べるに留めております。

ミラン氏は1月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%利下げを主張、金利据え置きに反対しました。ミラン氏は「金利は依然景気抑制的過ぎる」と明言。ただ、これまでの利下げで中立金利の水準が近づいたため、利下げペースを「0.25%に鈍化させることができる」と述べております。

労働市場に関しては、「緩やかに減速基調にある」と分析。ただ、「労働市場への懸念を落とせるほど、十分安定化していない」と語っております。インフレについては、住宅費上昇の落ち着きもあり、「金融政策での対応が必要な、需給不均衡にもたらされるインフレはない」と強調しました。

 

 

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