米長期金利とFF金利
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FRBは9月20,21日の両日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を開催。明日未明に声明が公表されます。市場では3会合連続の0.75%の利上げが予想されておりますが、物価の上昇圧力が強いため、一部には利上げ幅が1.00%になるとの見方も根強い様です。
CMEが公表している「Fedウォッチ」(9月20日時点)によると、9月のFOMCでFRBが0.75%の利上げを行うと84.0%が予測しており、先週末(9月16日、81.0%)から上昇。市場の想定通り0.75%の利上げとなった場合は弱材料出尽くしで、短期的にあく抜けする可能性がありそうです。
一方で、1.00%の利上げを行うとの見方は16.0%と、先週末時点(19.0%)から低下しており、1.00%の利上げとなった場合は再度リスクオフの動きが強まることも想定されます。
今会合ではFOMCメンバーによる最新の経済見通しや金利見通し(ドットチャート)が公表されます。6月時点の金利見通しでは、2023年の利上げの最終到達点、いわゆるターミナル・レートは3.375%でした。
最近のFRB高官の発言を踏まえると、今回の発表では4%を超えると見られておりますが、金利上昇に伴う米企業業績の悪化が懸念され始める中、どの程度上方修正されるかが焦点となりそうです。
また、今回は初めて2025年の見通しも示される予定。FOMCメンバーのインフレ見通しも引き続き注目されます。
Fedウォッチ(2022年9月)
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