ドットチャート

↓クリックすると拡大します↓

 

FRBは9月20、21日の両日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を開催。短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を3会合連続で通常の3倍となる0.75%引き上げて、年3.00~3.25%にすることを全会一致で決定しました。3%を超えるのはリーマン危機前だった2008年1月以来、約14年半ぶり。

声明公表後の記者会見でパウエル議長は、「主なメッセージはジャクソンホール以来、まったく変わっていない」とした上で、「インフレを大きく抑える水準まで金利を上げる必要がある」と発言。ただ、利上げペースに関しては「指標と経済見通し次第」との見解を改めて強調しました。

また、FOMC参加者がインフレがさらに根強くなる可能性があるとみていることを明かした上で、「ソフトランディング(経済の軟着陸)を達成しながら物価の安定を回復するのは本当に難しい」と述べております。

声明と同時に公表されたFOMCメンバー18人の経済・金利見通し(SEP)で、FF金利見通し中央値は、2022年末は4.375%と、6月時点の見通し(3.375%)から大幅に上方修正。年内にあと2回あるFOMCで計1.25%の利上げを想定しております。

2023年末は4.625%と、同じく6月時点の見通し(3.875%)から大幅に引き上げております。2024年末は3.875%、今回初めて公表された2025年末は2.875%と予測。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。