米ドル円
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FRBが3会合連続で通常の3倍となる0.75%引き上げた一方、日銀は現行の大規模な金融緩和策の維持を決定したことから、米ドル円は一時145.40円を付け、1998年8月以来となる145円台に乗せる場面も見られております。
ただ、先週に日銀が為替介入の前段階とされる「レートチェック」を実施していることから、その後は政府・日銀が為替介入に動くとの警戒感が高まり、145円を割り込んで推移しております。
日銀は9月21、22日の両日に金融政策決定会合を開催。長短金利操作を柱とする現行の大規模な金融緩和策の維持を全員一致で決定。今月末に期限を迎える新型コロナウイルス禍に対応した中小企業への資金繰り支援については来年3月末までに段階的に終了。代わりに、中小企業の幅広い資金繰りを支援する金額無制限の資金供給策を決めております。
声明では、急速な円安や海外主要国の利上げによる債券市場での金利上昇圧力が高まっていることを受け、「金融・為替市場の動向や、経済・物価への影響を十分に注視する必要がある」との姿勢を示しました。
黒田総裁は15時30分から記者会見を開く予定。改めて緩和姿勢の維持を示唆した場合、再度145円台に乗せて来る可能性もありそうです。
主要国の政策金利
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