米ドル・円
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米ドル・円は、「高市トレード」の巻き戻しの動きを受けて、120日平均線を割り込む中、2月12日に152.26円まで円高が進む場面も見られております。ただ、米長期金利が上昇する中で、ドルに見直し買いが入り反発。イラン情勢を巡る「地政学リスク」が高まる中、相対的な安全通貨としてドルを選好する動きもみられたようです。
18日に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(1月27、28日開催分)で、1月会合で将来の利上げ転換の可能性について言及があったことが明らかとなり、円売りドル買いの動きが拡大。19日に155円台を回復しております。日米両政府が関税交渉で日本が約束した対米投融資の第1弾として、計360億ドル規模のプロジェクトが決定したと発表したことも円売りを誘った模様。
堅調な米経済指標やFOMC議事要旨を受けて、FRBによる利下げ期待がやや後退しております。トランプ米大統領がFRBの次期議長に指名したウォーシュ氏が就任後最初の会合になるとみられている6月に利下げを行うとの見方が、市場では依然多いものの、ウォーシュ氏は「タカ派」のイメージが強い上に、次期議長への指名後、まだ対外的な発信をしていないことから、金融政策の先行き不透明感が強いようです。
また、高市政権下で拡張的な財政政策が進むとの見方は根強い模様。高市首相は18日の記者会見で「政策転換の本丸は責任ある積極財政だ」と発言。今後の財政政策を見定める必要があるとの思惑が拡がっております。
政府・日銀による円買い介入への警戒感は依然強いものの、テクニカル的にもMACDがゴールデン・クロスとなり、「Wボトム」型が意識され始める中、このまま90日平均線を上抜くようですと、再度円安基調が強まる可能性がありそうです。その場合、1月14日を起点としたダウン・トレンドを試すことが想定されます。
なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは2月10日時点で前週比116枚増加のマイナス1万9106枚と、4週連続で増加。ただ、5週連続でネット・ショートとなっております。
IMM円のネット・ロング
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