米ドル・円

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米ドル・円は、90日平均線がレジスタンスとして意識される中、155円辺りでは円が買い戻されていたものの、日銀の早期利上げ観測が後退したことを受けて、2月24日に90日平均線を突破。翌25日に6日以来の156円台を回復しております。

一部メディアが高市首相が16日に日銀の植田総裁と会談した際に、追加利上げに難色を示したと報じました。また、政府は25日に、新たな日銀審議委員に中央大名誉教授の浅田氏と青山学院大教授の佐藤氏の2人を充てる人事を提示。市場では両氏共に「リフレ派」とみられていることから、日銀の早期利上げ観測が後退したようです。ただ、日銀の高田審議委員が26日の講演で、金融政策について「段階的にギアシフトを行っていく途上にある」と発言したことから、円売りドル買いの動きが一服しております。

FRB高官からタカ派な発言が相次ぎ、FRBによる早期利下げ期待が後退している上に、高市政権下で拡張的な財政政策が進むとの見方は根強い模様。政府・日銀による円買い介入への警戒感は依然強いものの、テクニカル的にはMACDがゴールデン・クロスを維持し、「Wボトム」型が意識され始めております。そのため、90日平均線を維持しつつ、1月14日を起点としたダウン・トレンドや一目均衡表の雲を上抜くようですと、2月9日の157.66円を意識した動きになって行くことも想定されます。

とは言え、市場では米国とイランの核協議の成り行きを見極めたいという雰囲気が強い上に、来週は週末に発表される予定の2月米雇用統計をはじめ、米重要経済指標が複数発表されるため、様子見ムードが強まる可能性もありそうです。

なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは2月17日時点で前週比3万2061枚増加のマイナス1万2955枚と、5週連続で増加。6週ぶりにネット・ロングに転じております。

 

IMM円のネット・ロング

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