ダウ工業株30種平均
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昨晩のダウ工業株30種平均は、前営業日比784.67ドル安の47954.74ドルで終了。2月27日から3月3日まで3営業日続落。人工知能(AI)への巨額投資に対する警戒感と、イラン情勢の緊迫化が重荷となり、2月27日に50日平均線を維持出来ずに49000ドルを割り込みました。
米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けて、投資家のリスクオフ姿勢が強まる中、週明け3月2日も続落。3日に一時47626.85ドルまで下げるも、100日平均線がサポート・ラインとして意識されて下げ幅を縮小。前日までの3営業日で1000ドル近く下げていたこともあり、自律反発を期待した買いが入り、翌4日は反発に転じております。
ただ、米国・イスラエルとイランの戦闘が拡大する中、WTI原油価格が一時82.16ドルまで上昇するなど、2024年7月以来の高値を付けたことから、インフレ懸念が再燃。個人消費に悪影響を与えるとの警戒感から再度急落となり、100日平均線を維持出来ずに一時47577.11ドルまで下げるなど、終値では昨年12月18日以来の48000ドル割れとなっております。
開戦直後はイランへの攻撃が短期で収束するとの見方が多かったものの、トランプ米大統領がイランの軍事作戦について「どれだけ時間が掛かっても問題ない」と述べ、当初の想定の4〜5週間よりも長期化する可能性を示唆。また、米FOXニュースが4日に、イラクのクルド人勢力が国境を越えてイランに入り、地上作戦を開始したと報じるなど、戦闘の長期化が懸念され始めております。そのため、目先はハメネイ師の後継となる次期最高指導者に誰が選出されるかが焦点となりそうです。NYタイムズは、反米保守強硬派とされるハメネイ師の次男モジタバ師が最有力候補に挙がっていると報じており、早期停戦期待が後退するようだと、再度リスクオフ姿勢が強まる可能性があります。
テクニカル的にMACDが下げ基調を強める中、昨年11月20日の安値45728.93ドルから今年2月10日の高値50512.79ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準48120.86ドルを割り込みつつあります。そのため、このまま100日平均線を上回れないようだと、61.8%押し水準47556.36ドル辺りまで下げて来ることも想定されます。
◆世界株に調整リスク、弱気相場の可能性は限定的
米金融大手ゴールドマン・サックスは3月4日付レポートで、世界株は地政学リスクや人工知能(AI)による破壊的影響、割高なバリュエーションを巡る懸念から短期的に調整リスクがあると指摘しました。ただ、弱気相場入りの可能性は限定的との見方を示しております。
VIX指数
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