NY金
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先週のNY金(中心限月)は、前週末比187.2ドル高の4679.7ドルで終了。5週ぶりに反発に転じました。
3月23日に4100.0ドルまで下げて年初来安値を更新するも、200日平均線がサポート・ラインとして意識される中、長い下ひげを引いて終了。その後は4500ドルを挟んだ揉み合いが続いていたものの、3月31日に100日平均線を突破。2日に4825.9ドルまで上昇する場面も見られております。
テクニカル的に底打ち感が意識され始める中、インフレや地政学リスクに対するヘッジとして、見直し買いが入り始めているようです。過去の危機時にも株式と金が同時安となったものの、株式より早く金が底入れをしていることも意識された模様。
なお、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は5週連続で減少となりましたが、週後半から残高が増加し始めております。
先週末に発表された3月米雇用統計で、非農業部門就業者数が前月比17.8万人増と、前月(改定値、13.3万人減)から急回復。市場予想(6.0万人増)も大幅に上回りました。失業率も4.3%と、前月から0.1ポイント改善するなど、米労働市場の堅調さが示されたため、FRBによる利下げ期待が後退。また、中東情勢が一段と緊迫化する中でドル高が進んだため、週明けの時間外取引で4626.2ドルまで下げる場面も見られております。ただ、100日平均線がサポート・ラインとして意識される中、安値は買い拾われているようです。
中東情勢が一段と緊迫化するようですと、投資家のリスクオフ姿勢が強まり、再度換金売りを浴びる可能性もありそうです。一方で、ホルムズ海峡の実質的な封鎖解除に向けた動きも出始めており、中東情勢をにらみながら、引き続きボラティリティの高い局面が続くことが想定されます。
ただ、テクニカル的にMACDがゴールデン・クロスとなる中、3月2日の高値5434.1ドルから3月23日の安値4100.0ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準4609.6ドルを上抜いただけに、このまま100日平均線を維持しつつ、半値戻し水準4767.1ドル超えを試す動きとなるか注目されます。
なお、今週は8日にFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(3月17、18日開催分)、10日に3月米消費者物価指数(CPI)が発表されます。中東情勢の緊迫による原油高が続く中、インフレ再燃懸念が強まるようだと、利上げ観測が再度拡がり、金の上値を抑えそうです。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前週末比1.71トン減少の1050.99トンと、5週連続で減少。
世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比1.25トン増加の478.92トンと、8週ぶりに増加に転じております。
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