NY金

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先週のNY金(中心限月)は、前週末比107.7ドル高の4787.4ドルで終了。2週連続で上昇しております。

100日平均線をサポートに底堅い値動きが続いております。テクニカル的にMACDがゴールデン・クロスとなり、底打ち感が意識され始めていることに加えて、ドル高が一服する中で「安全資産」として見直し買いが入り始めているようです。米国とイランの2週間の停戦合意を受けて、原油相場の上昇が一服。インフレ再燃への警戒が薄れたことで、米長期金利が低下していることも相場を下支えている模様。

3月2日の高値5434.1ドルから3月23日の安値4100.0ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準4767.1ドルを上抜き、9日に4826.0ドルまで上昇する場面も見られております。なお、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は6週ぶりに増加に転じました。

ただ、米国とイランの和平協議を控えて、ポジション調整の動きが強まったようで、10日は反落。11日にパキスタンの首都イスラマバードで開催された和平協議は、ホルムズ海峡の開放やイラン核開発を巡り、双方の主張は平行線を辿り、合意に至らず。

そのため、トランプ米大統領がホルムズ海峡を「逆封鎖」すると宣言。ホルムズ海峡の海上交通を管理し、イランの港湾への船舶の出入りを制限すると発表。イランが敷設した機雷の破壊も開始するとしたことから、中東の「地政学リスク」への警戒感から「有事のドル買い」が強まり、週明けの時間外取引は続落でスタート。一時4626.0ドルまで下げる場面も見られたものの、100日平均線がサポート・ラインとして意識される中、市場の落ち着きと共に下げ幅を縮小してきております。

停戦期間に設定されている22日まで和平協議に関するヘッドラインに揺さぶられる展開が続きそうですが、テクニカル的にMACDがゴールデン・クロスを維持する中、引き続き安値は買い拾われそうです。一目均衡表の雲がレジスタンスとして意識され始めているものの、100日平均線を維持しつつ、61.8%戻し水準4924.5ドルや50日平均線を上抜いて、終値では3月17日以来の5000ドル台を回復出来るか注目されます。

なお、CMEが公表している「フェドウォッチ」によると、2026年末時点の政策金利が現行の3.50〜3.75%で据え置かれるとの見方は4月10日時点で75.6%、年1回の利下げ見込みは22.9%となっており、徐々に利下げ期待が高まっております。

3月米雇用統計で景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数は前月比17.8万人増と、前月(改定値、13.3万人減)から急回復。市場予想(6.0万人増)も上回ったものの、看護師ストや大寒波の影響で大幅減となった前月の反動との見方が多いようです。インフレ再燃への懸念は残るものの、米労働市場の減速に対する懸念が根強い中、年後半にFRBが利下げを行うとの見方が強まっている模様。

 

SPDRゴールド・シェアの金保有残高

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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前週末比1.43トン増加の1052.42トンと、6週ぶりに増加に転じております。

世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比2.96トン増加の481.88トンと、2週連続で増加。

 

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