NY原油

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レビット米大統領報道官は4月22日に記者団に対して、トランプ米大統領が21日に発表したイランとの停戦の延長について「明確な期限は設けていない」と述べております。複数の米メディアはこれより先、トランプ氏が延長期間を「3~5日間」とする意向だと報じていましたが、報道を否定しました。

イラン指導部に関しては、「内部で分裂している。現実主義者と強硬派との争いが起きている」と主張し、「我々は(イラン政府の)統一した対応を望んでいる」としました。また、「米国は(交渉での)主導権を握り、イラン政権に対する優位性を維持している」と強調しております。

また、米国軍による封鎖措置によって、イラン経済を「完全に締め上げる」と主張。イランの原油輸出拠点であるカーグ島の貯蔵施設が「完全に満杯だ」との認識を示し、輸出が滞り「自国民への給料を支払えない状況にある」と述べております。

その後、FOXニュースとのインタビューで、イランが要衝ホルムズ海峡周辺で、イスラエルに関係する船舶を含め計2隻を拿捕したことについて「海賊行為だ」と非難。ただ、米国やイスラエルの船籍ではなかったことから、停戦合意には違反していないとの認識を示しました。

なお、これまでの交渉でイラン側の中心人物だったガリバフ国会議長は22日にSNSで、米国の海上封鎖が続く間は「完全な停戦」はないと批判し、「停戦違反の状況ではホルムズ海峡の開放は不可能だ」と投稿。ペゼシュキアン大統領も、「海上封鎖や威嚇行為こそ交渉の主要な妨げになっている」と訴えております。

◆イラン、革命防衛隊が2隻拿捕

イランのメディアによると、精鋭軍事組織「革命防衛隊」の海軍が4月22日に、ホルムズ海峡の通航に必要な許可を得ていなかったなどとして、イスラエルに関係する船舶を含め計2隻を拿捕したと発表。声明で「ホルムズ海峡の秩序と安全を乱すことは越えてはならない一線だ」と警告しております。

また、英海事機関UKMTOは同日に、革命防衛隊の艦艇がホルムズ海峡に近いオマーン北東沖でコンテナ船を攻撃し、船橋が大きく損傷したとの報告を受けたことを明らかにしております。

ホルムズ海峡を巡っては、イランのアラグチ外相が17日に条件付きながら「完全開放」を表明したものの、革命防衛隊が翌18日に一転して封鎖を宣言。その後も断続的に攻撃の報告が相次いでおります。

◆米海軍、アジア海域でイランの石油タンカー3隻を阻止

ロイター通信によると、米国の海軍がアジア海域を航行するイラン船籍のタンカー少なくとも3隻を阻止し、インド、マレーシア、スリランカの沖合から移動させている模様。

◆米国防総省、ホルムズ機雷除去に6ヶ月必要も

米紙ワシントン・ポスト(電子版)は4月22日に、国防総省高官が下院軍事委員会の非公開会合で、原油輸送の要衝ホルムズ海峡でイランが敷設した機雷を完全に除去するには6ヶ月を要するとの見方を示したと報じました。また、イランとの戦闘が終結するまで掃海作業は出来ないと説明した模様。

同紙は、高官の説明は「(米イランが戦闘終結で)合意に達した後も、ガソリンや石油の価格が長い間高止まりする恐れがあると示唆する最新のシグナルだ」と強調。経済面での影響にとどまらず、11月に中間選挙を控える共和党議員に「政治的な意味合い」があると分析しております。

 

 

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