NY白金

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比111.3ドル安の2030.4ドルで終了。4週ぶりに下落しております。

米国とイランの和平協議に関するヘッドラインに揺さぶられる展開が続く中、50日平均線を挟んだ揉み合いが継続。イランによるホルムズ海峡開放の表明を受けて、投資家のリスク選好姿勢が強まり、買われる場面も見られたものの、米国がイランの港湾に出入りする船舶の封鎖を続けていることに反発し、対米強硬派の「革命防衛隊」がホルムズ海峡の再封鎖に踏み切ったため、戻り売りを浴びたようです。

米国とイランの2週間の停戦期限が迫る中、トランプ米大統領がSNSで21日に停戦を延長すると表明。ただ、新たな期限は明示せず「イランとの協議の結論が出るまで」停戦を続ける方針を示し、イランの港湾への船舶の出入りを阻止する海上封鎖は継続すると発表。イランも「米国の封鎖が続く限り、ホルムズ海峡を開放しない」と強硬姿勢を示す中、米国とイランの戦闘終結に向けた協議が難航するとの見方から「有事のドル買い」が強まり、相対的にドル建て商品に割高感が生じたため、売りが優勢の展開に。テクニカル的にも一目均衡表に雲がレジスタンスとして意識される中、24日に1968.3ドルまで下げる場面も見られたものの、終値ベースでは2000ドルを維持。

トランプ米大統領が25日にSNSで、イランとの戦闘終結に向けた交渉団の派遣を取りやめたと表明したことを受けて、週明けの時間外取引は続落してスタート。一時1998.3ドルまで下げて、週末に続いて2000ドルを割り込むも、引き続き安値は買い拾われております。

11月の中間選挙や5月の訪中を控えて、市場では早期に戦闘終結に持ち込みたいのがトランプ米大統領の本音との見方が多く、米国とイランの戦闘が終結に向かうとの期待感は依然強いようです。ただ、イラン指導部内で対米強硬派と対話を探る現実派の対立が激化していると報じられる中、対米交渉にあたっていたガリバフ国会議長が交渉の担当から外れると報じられており、和平協議は一段と難航するとの見方が出始めております。そのため、戦闘終結の合意が出来ないまま、しばらく停戦状態が続く可能性もありそうです。

今後一目均衡表の雲は厚くなっていくだけに、このまま雲に入り込むことが出来ないようですと、終値では4月7日以来の2000ドル割れとなることも想定されます。中東情勢次第では3月23日の安値1703.0ドルから4月16日の高値2170.8ドルの上げ幅の半値押し水準1936.9ドル辺りまで下げて来る可能性もありそうですが、引き続き実需の買いが相場を下支えそうです。なお、既報通り3月中国白金輸入量は前年同月比37.0%増加の10.26トンと、昨年9月(10.71トン)以来の高水準となっております。

 

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