NY金
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NY金(中心限月)は、4月27日から29日まで3営業日続落。米国とイランの和平協議に関するヘッドラインに揺さぶられる展開が続く中、100日平均線を挟んだ揉み合いが続いていたものの、4月25日にパキスタンで開催されるとみられていた米国とイランの戦闘終結に向けた協議を巡り、米国が交渉団を派遣することを見送ったことを受けて、米国とイランの戦闘終結に向けた協議に先行き不透明感が拡大。「有事のドル買い」が強まり、相対的にドル建て商品に割高感が生じていることや米長期金利の上昇が嫌気されて、4月27日に終値では4月7日以来の4700ドル割れとなりました。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが、トランプ米大統領が側近に対して、イラン湾港の封鎖を長期化する準備を指示したと報じたことを受けて、3月23日の安値4100ドルから4月17日の高値4917.7ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準4605.3ドルを割込み、4月29日に4522.2ドルまで下げる場面も見られております。
ただ、半値押し水準4508.9ドルを維持したことから安値拾いの買いが入った模様。原油相場の上昇が一服したことに加えて、日本政府・日銀が円買い介入を実施したことを受けて円が急騰する中、ドル売りの流れが対円以外の主要通貨にも波及。相対的にドル建て商品に割安感が生じる中で、買い拾われて4月30日は4営業日ぶりに反発に転じました。なお、世界最大の金ETFであるSPDRゴールド・シェアの金保有残高は4月30日まで7営業日連続で減少中となっております。
米国によるイランの港湾封鎖が長期化し、中東からの原油供給停滞が長引くとの見方から「有事のドル買い」が続きそうです。テクニカル的にもMACDがデッド・クロスとなる中、一目均衡表の雲はしばらく切り下がっていくだけに、当面は上値の重い展開が想定されます。そのため、アジア圏や中銀を中心とした実需の買いをサポートに、節目の4500ドルを維持出来るかが焦点となりそうです。
なお、FOMC(米連邦公開市場委員会)でFRBは市場の想定通り3会合連続で政策金利の据え置きを決定。ただ、3人が決定に賛成しつつも、金融緩和志向が維持された声明の内容に反対したことを受けて、市場でFRBの利下げが遠のいたとの見方が拡がっております。
中東情勢の不安定化でインフレ再燃への懸念が高まる中、CMEが公表している「フェドウォッチ」によると、2026年末時点の政策金利が現行の3.50〜3.75%で据え置かれるとの見方は4月29日時点で88.5%。年1回の利下げ見込みが1.3%まで低下した一方、年1回の利上げ見込みが10.3%まで上昇し、金の上値を押されている模様。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は4月30日時点で前週末比10.85トン減少の1035.78トンと、2週連続で減少。
世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は4月30日時点で前週末比0.35トン増加の482.11トンと、増加に転じました。
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