NY白金

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比131.6ドル安の1797.9ドルで終了。4週連続で下落しております。50日平均線がレジスタンスとして意識されて上値が重い一方で、200日平均線で下支えられて1900ドルを辛くも維持していたものの、米国とイランの停戦協議の先行き不透明感が強まる中で原油相場が上昇。「有事のドル買い」が強まる中、相対的にドル建て商品に割高感が生じたことや米長期金利の上昇を嫌気した売りが拡がり、6月3日に急落。200日平均線を割り込みました。

安値拾いの買いが入り、翌4日は反発に転じたものの、市場予想を上回った米雇用統計を受けて、5日は再度急落。米労働省が発表した5月米雇用統計で、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比17.2万人増と、伸びは前月(改定値、17.9万人増)からやや縮小したものの、市場予想(8.5万人増)を大幅に上回りました。

原油相場の高止まりが続く中、インフレ対処のためにFRBが早期に利上げに動くとの観測が急速に拡大。主要通貨に対してドルが買われる展開となり、相対的にドル建て商品に割高感が生じる中、1770.5ドルまで下げる場面も見られております。週明けの時間外取引も続落となっており、目先は3月23日の安値1703.0ドルを維持出来るか注目されます。

白金製錬業の英ジョンソン・マッセイ(JM)社や調査会社メタルズ・フォーカス、白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」が揃って2026年世界白金需給は供給不足が続くとの見通しを示す一方、中東危機による燃料価格上昇を受けて、世界で電気自動車(EV)の販売が急増。

また、米国とイランの戦闘終結に向けた協議を巡る不透明感が強まる中、原油価格の高止まりによって世界景気が減速するとの懸念も出始めており、しばらくは上値の重い展開が続くでしょうか。

 

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