ダウ工業株30種平均

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ダウ工業株30種平均は、一進一退の動きが続いていたものの下落基調が続いていたハイテク株を買い直す動きが拡がる中、6月29日に終値で初めて52000ドルを突破。

欧州中央銀行(ECB)主催の「ECBフォーラム」の討議に参加したウォーシュFRB議長は、金融政策の方向性には言及しなかったものの、議長就任後の4週間でインフレ期待やインフレリスクが「低下した」と発言。また、6月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比5.7万人増と、市場予想(11.0万人増)を下回ったことから、FRBによる早期利上げ観測がやや弱まったため、消費関連や景気敏感株など幅広い銘柄が買われる展開となり、7月2日に一時52903.85ドルまで上昇し、最高値を更新しました。

一方、メタプラットフォームズがAI向けの計算資源を外部提供する事業の立ち上げを検討していると報じられたことから、「ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)」によるAI投資が過剰との思惑が拡がり、人工知能(AI)や半導体関連株は利益確定の売りが続き、相場の重荷となっているようです。なお、「世紀の空売り」で知られる米著名投資家マイケル・バーリ氏がニュースレターで初めて空売りしたことを明らかにした建機大手キャタピラーが急落する場面も見られております。キャタピラーはAIインフラ需要で株価が急騰していました。

高値警戒感からAI関連銘柄に売りが出やすくなっているようです。人工知能(AI)の普及を背景に半導体への旺盛な需要が続く一方で、大手ハイテク企業にはAIへの過剰投資やインフラの供給制約に対する懸念が強く、「マグニフィセント・セブン」も出遅れが目立っております。

相場の牽引役が不在となる中、FRBによる年内利上げ観測も依然根強いようですが、堅調な米景気を背景に底堅い展開が続く可能性があります。テクニカル的にも上昇チャネル・ラインを維持しているように見えるだけに、引き続き上値を試す動きが続くか注目されます。

なお、堅調な米景気を受けて、2026年4-6月期米主要企業の決算発表は好決算が期待されていますが、7月半ばから本格化する前に、今週は航空大手デルタ航空や食品・飲料大‌手ペプシコ決算が発表されます。

また、8日に公表される予定のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(6月16、17日開催分)にも注目が集まりそうです。

 

SOX指数

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