中国人民銀行(中央銀行)は7月8日に、適度に緩和的な金融政策を維持し、国内消費を回復させるため金融支援を強化する方針を発表。中国経済は、強い供給と弱い需要のミスマッチに直面しているとの見方を示しました。
人民銀は、金融政策委員会の第2四半期会合後、世界経済の成長は依然として低調で、地政学的緊張と貿易摩擦が高まっており、インフレと金融政策を巡る不確実性が続いていると指摘。「中国経済は質の高い発展に向けて前進しつつ、全般的に安定を保っており、高度化と最適化で新たな成果を上げている」としたものの、「強い供給の一方で弱い需要、構造的な乖離、外部ショックといった課題に依然として直面している」としました。
金融政策の総量的手段と構造的手段の双方を活用し、金融政策と財政政策の連携を強化するとともに、安定した経済成長と物価の合理的な回復を促進すると表明。その上で、社会融資総量とマネーサプライの伸びが経済成長とインフレの目標に整合するよう、流動性を潤沢に保つべきだとしております。
また、政策金利に関するガイダンスを強化し、物価の合理的な回復を促し、人民元を合理的かつ均衡の取れた水準で基本的に安定させる方針も示しました。なお、人民銀は6月30日に実施した翌日物リバースレポで資金供給額を2倍に増やしました。月末の季節的な資金需要が強まっていることに対応した措置とみられております。
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