NY原油

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NY原油(中心限月)は、前営業日比6.73ドル高の78.14ドルで終了。中東情勢が再度緊迫化する中、ホルムズ海峡を通じたエネルギー供給途絶懸念が強まり、3営業日ぶりに反発に転じました。

イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」がホルムズ海峡を通航する民間船舶を攻撃し、海峡を封鎖したと主張。これに対し、米中央軍はイランの軍事目標を空爆、イランも報復として米軍施設があるペルシャ湾岸諸国を攻撃するなど、攻撃の応酬が続いております。

また、トランプ米大統領は13日にSNSで、イランに対する海上封鎖を再開すると述べたほか、米国はホルムズ海峡を通過する貨物船に対し、安全確保の見返りに20%の対価を受け取ることになると主張。米国とイランによる軍事衝突やホルムズ海峡の管理権を巡る対立への警戒感から供給不安が再燃し、200日平均線を突破。78.58ドルまで上昇する場面も見られております。また、現在取引中の時間外取引では6月17日以来の80ドル台を回復してきております。

そのため、目先は6月3日の高値97.00ドルから7月2日の安値67.04ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準82.02ドルを上抜くことが出来るか注目されます。

◆トランプ米大統領、対イラン封鎖の再開宣言

トランプ米大統領は7月13日にSNSで、イランに対する海上封鎖を再開すると表明した。米中央軍によると、米国時間14日午後4時から実施される模様。また、トランプ氏はホルムズ海峡を通過する貨物に対して安全確保の見返りに「20%の対価」を求める方針を示しました。トランプ米政権は4月13日に海上封鎖を実施。イランとの間で6月17日に戦闘終結に向けた覚書に署名し、封鎖を解除していました。

なお、イランのアラグチ外相はSNSで、「イランは常に、そして永遠に海峡の守護者だ」と投稿。また、「トランプ氏は全く正しい。安全な通航を確保する者は誰であれ、その対価を得るべきだ」とし、イランが求めるサービス料名目での徴収を正当化。ただ、「20%はもちろん高すぎる。我々はもっと公正にやる」としております。

◆トランプ米大統領、イラン攻撃再開を議会に通知

米中央軍は7月13日に、「ホルムズ海峡での商船攻撃能力を低下させる」ため、3日連続となるイラン攻撃を行ったと発表。また、ホワイトハウスは同日、トランプ米大統領は10日付の書簡で議会に対して7日に軍事作戦を再開したと通知したことを明らかにしました。米国内法上も米国とイランの停戦状態は終了し、戦闘状態に戻ったことになります。

トランプ米大統領は7月13日に、保守派論客のネット番組に電話で出演し、イランと結んだ戦闘終結に向けた覚書について「(イランを)テストするために作られたものだ。大した意味はない、彼らはテストを守らなかった」と述べ、イランの対応に不満を漏らしました。また、「今夜も明日も激しく攻撃するつもりだ」と述べ、イランに対する攻撃の継続を宣言。イラン中部ナタンズに近いピックアックス山にあるとされる核施設を「破壊するだろう」と述べ、攻撃を強化する可能性を示唆しました。

◆IMO、ホルムズ通航料徴収「断固反対」

国際海事機関(IMO)は7月13日に、トランプ米大統領がSNSで、イランに対する海上封鎖を再開し、ホルムズ海峡を通過する全ての貨物について20%の費用負担を求める考えを示したことを受けて、詳細を待っているとの立場を示しました。

IMOの報道官は、「投稿については認識しており、詳細を待っている」と述べた上で、「料金に関する我々の立場は一貫している。IMOは国際航行に利用される海峡の通航料徴収に断固として反対する。海峡を通過するためだけに強制的に通行料を導入する法的根拠は存在しない」と強調しております。

◆イエメンのフーシ派が4年ぶりにサウジアラビアを攻撃

イエメンの親イラン武装組織フーシ派は7月13日に、首都サヌアの国際空港が緊張関係にあるサウジアラビアの爆撃を受けたため、報復としてサウジ領内にミサイル攻撃を実施したと表明しました。フーシ派によるサウジ攻撃は非公式の停戦が始まった2022年以来とみられております。

 

 

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