NY原油

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昨晩のNY原油(中心限月)は、前営業日比5.36ドル高の92.19ドルで終了。イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアのタンカーを攻撃したことを受けて供給不安が一段と高まり、急伸。100日平均線を上回り、終値ベースでは6月10日以来の90ドル台を回復しました。

イエメンの親イラン武装組織フーシ派は7月20日に、サウジアラビアに関連する船舶に対して「海上封鎖」を実施すると宣言し、23日に紅海でサウジアラビアの石油タンカー2隻を攻撃したと発表。米国とイランの戦闘再開でホルムズ海峡が事実上封鎖される中、代替ルートとされる紅海経由の輸送にも支障が生じるとの見方が広がり、世界のエネルギー供給への懸念が一段と強まり、一時93.50ドルまで上昇する場面も見られております。なお、世界の原油供給の約4分の1がホルムズ海峡とバベルマンデブ海峡を通過しているとされます。

◆ゴールドマン、10-12月期ブレント原油価格見通しを80ドルで据え置き

米金融大手ゴールドマン・サックスは7月23日付レポートで、2026年10-12月期ブレント原油価格見通しを1バレル=80ドルで据え置きました。米国とイランの緊張が年末までに緩和すれば、中東からの供給減少が価格を支えるとの見方を示しております。

ホルムズ海峡が閉鎖されないとの前提で、2027年のブレント原油は平均75ドル、WTI原油は平均70ドルと予測。従来見通しで据え置いております。ただ、予想には上下双方向のリスクがあるとし、ホルムズ海峡の混乱が続いた場合、2026年10-12月期までにブレント原油は120ドルを超える可能性があり、2027年平均価格は100ドルまで上昇する可能性があると指摘。一方、下振れリスクとしては、供給が予想を上回り、需要の落ち込みがより長引いた場合、2027年末までにブレント原油は60ドル台前半まで下落する可能性があるとしました。

◆サウジアラビアの5月原油輸出量、過去最低を更新

共同石油統計イニシアチブ(JODI)が7月21日に公表した統計によると、サウジアラビアの5月原油輸出量は日量約343万4000バレルと、前月(日量398万6000バレル)から減少。少なくともデータが遡れる2002年1月以降では、3ヶ月連続で過去最低を更新しております。

 

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