米ドル・円

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米ドル・円は、「中銀ウィーク」を迎えて様子見姿勢が強まる中、163円台で揉み合う展開が継続。FRBはFOMC(米連邦公開市場委員会)で、政策金利を5会合連続で据え置くことを決定。声明公表後の記者会見でウォーシュFRB議長は、「タカ派」姿勢を維持したものの、市場の一部で予測されていた「サプライズ利上げ」が無かったことから、主要通貨に対してドルが売られる展開となりました。

162円台後半で推移していたものの、30日のNY時間に急伸。円買いドル売りの流れが急速に強まり、5円程度円高が進行。一時157.92円を付けるなど、5月中旬以来約2ヶ月半ぶりの円高水準となる場面も見られております。市場では政府・日銀が円買い介入に動いたとみられております。

その後も、米財務省の指示でNY連銀が介入の前段階である「レートチェック」を複数の銀行に要請したと報じられる中、円が買い戻される展開が継続。ただ、200日平均線付近では4月末の介入時と同様に、実需のドル買いの動きが強かったようです。高市政権の財政拡張への懸念が根強いこともあり、31日の東京時間に160円台まで戻してきております。

日銀は金融政策決定会合で、政策金利を据え置くことを決定。声明公表後の記者会見で植田総裁は、日銀が重視する基調的な物価上昇率について「2%の物価安定目標を超えて上振れするリスクがある」と利上げ路線を続ける姿勢を強調したことから、タカ派な内容だったとの見方が多いようです。その後、158円台半ばまで急伸する場面も見られたことから、当局が再度円買い介入に動いたとの思惑が拡がっております。

当局による追加介入への警戒感が強い中、日銀会合を無難に乗り切ったことから、目先は90日平均線を挟んだ揉み合いが続きそうです。120日平均線を維持できないようですと、再度200日平均線辺りまで円高が進むことも想定されます。

なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは7月21日時点で前週比2万9462枚減少のマイナス15万2125枚と、3週ぶりに減少。ただ、21週連続でネット・ショートとなっております。

 

IMM円のネット・ロング

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