米ドル・円
↓クリックすると拡大します↓
米ドル・円は、7月30日に急伸。日米通貨当局による円高への牽制が強まる中、円を買い戻す動きはその後も継続。週明け8月3日に一時155.22円まで円高が進むなど、200日平均線を割り込みました。ただ、実需のドル買いの動きが根強い中、4月末の介入時に抜けなかった心理的節目の155円を維持したことから、円高が一服。ドルが買い拾われる中、6日に200日平均線を上回り、5営業日ぶりに158円台を回復しております。
なお、市場では7月30〜31日に計11兆~12兆円規模の円買い・ドル売りの為替介入が実施されたとみられているようです。8月3日も介入を実施したとの見方が出ております。
日米通貨当局による協調介入を行ったことで、米国が日銀の早期利上げを促すとの見方から、日銀は9月に利上げに踏み切るとの観測が拡がっております。これまでの「半年に1回」より速いペースで利上げが進むとの見方が市場で拡がるようですと、「ビハインド・ザ・カーブ」への懸念が後退し、円安圧力が弱まる可能性がありそうです。
また、日米金利差が縮小するとの思惑が拡がれば、「円キャリー取引」を解消する動きに伴い、円が買い戻されることも想定されます。
日米協調介入を受けて、追加介入に対する警戒感が強まっており。円安のトレンドは一服したとの見方が多いようです。そのため、来週も200日平均線を挟んだ揉み合いが続きそうです。
とは言え、中東情勢は依然として緊迫化した状態が続いており、「有事のドル買い」が入りやすくなっております。
また、日米金利差拡大期待や高市政権の財政拡張への懸念は根強い模様。介入効果が一時的にとどまり、戻り基調が続くようですと、160円を巡る攻防となって行くことも想定されますが、テクニカル的にMACDが下げ基調を強めていることに加えて、160円付近には90日平均線と120日平均線が推移しており、円を買い戻す動きが強まりそうです。
なお、今晩発表される7月米雇用統計で米労働市場の減速が確認されて、FRBによる早期利上げ観測が後退するようですと、再度155円割れを試す動きになることも想定されます。
最後に、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは7月28日時点で前週比1万1287枚減少のマイナス16万3412枚と、2週連続で減少。22週連続でネット・ショートとなっております。
IMM円のネット・ロング
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。

