OPECプラスの原油生産量

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国際エネルギー機関(IEA)は8月12日に公表した月報で、湾岸諸国からの石油積載量は7月初旬に日量2000万バレルに回復したものの、7月末には1200万バレルまで再び減少したと見方を示しました。紅海の要衝バベルマンデブ海峡でも親イラン武装組織フーシによる船舶への攻撃が活発化しており、「湾岸産油国の供給回復努力が脅かされている」と指摘。7-9月期の世界原油需給は日量180万バレルの供給不足になると予測しております。

2026年世界石油供給量は前年比日量430万バレル減の1億0200万バレルと予測。前月見通しから日量60万バレル引き下げております。前月は6月中旬に米国とイランが戦闘終結に向けた覚書で合意したことを受けて、上方修正していました。

2026年世界石油需要量は前年比日量160万バレル減の日量1億0330万バレルと予測。前月見通し(日量100万バレル減)から減少幅を拡大させております。原油価格に再び上昇圧力が掛かる中、特に中東依存度の高いアジアを中心に消費が抑制されるとの見方が背景にあります。

2026年世界石油需給は日量130万バレルの供給不足になると予測。ただ、今後数ヶ月で米国とイランの緊張緩和が進み、徐々に貿易の流れが再開すると想定。各国が備蓄積み増しを急ぐため、2027年は日量460万バレルの供給過剰になると見込んでおります。

◆「OPECプラス」の産油量

石油輸出国機構(OPEC)が8月12日に公表した月報によると、7月のOPEC加盟12ヶ国の産油量(UAEを含む)は前月比日量165.9万バレル増加の日量2363.2万バレルと、2ヶ月連続で増加しました。ただ、依然として米国とイランの戦闘開始前の2月(日量2865.0万バレル)の水準には届かず。12ヶ国中、増加した国は8ヶ国。減少した国は4ヶ国でした。

国別では、OPECの盟主であるサウジアラビアは前月比日量59.0万バレル増の日量735.2万バレルと、増加に転じております。イラクは前月比日量66.4万バレル増、クウェートは前月比日量39.3万バレル増、イランは前月比日量2.7万バレル増となっております。なお、ベネズエラは前月比日量1.3万バレル増、リビアは前月比日量4.0万バレル増となっております。なお、OPECを5月1日付で脱退したUAEは前月比日量3.0万バレル減少。

OPEC非加盟国10ヶ国の産油量は前月比日量23.5万バレル減少の日量1402.4万バレルと、3ヶ月連続で減少。増加した国は3ヶ国。減少した国は6ヶ国。1ヶ国は変わらずでした。

国別では、ロシアは前月比日量0.6万バレル減の日量888.7万バレルと、8ヶ月連続で減少。カザフスタンは前月比日量22.3万バレル減少の日量167.0万バレルと、3ヶ月連続で減少。ただ、「OPECプラス」で設定しているカザフスタンの生産枠(日量147.3万バレル)を引き続き大幅に上回っております。

OPEC加盟国と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」22ヶ国の原油生産量(UAEを含む)は前月比日量142.3万バレル増加の日量3765.5万バレルと、2ヶ月連続で増加しております。ただ、米国とイランの戦闘開始前の2月(日量4277.2万バレル)の水準には回復しておりません。

 

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