NY原油

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NY原油(中心限月)は、8月14日から20日まで5営業日続伸。ホルムズ海峡の航行の正常化を巡る不透明感が強まり、中東産原油の供給不安が改めて意識される中、20日に89.00ドルまで上昇するも、100日平均線がレジスタンスとして意識される中、心理的節目の90ドルを突破出来ず。

上値の重さが意識される中、米国は24日にイランに対する新たな経済制裁を発表。トランプ米大統領は「前例のない規模の経済戦争となる」と予告、ベッセント米財務長官も「歴史上最も厳しい制裁」を発動すると明言していたものの、市場の想定内の内容でイラン産原油を大量に輸入する中国への具体的な制裁措置や実施時期には言及せず。

そのため、トランプ米政権は軍事面よりも経済的な圧力強化を重視しているとの思惑が拡大。米国とイランの戦闘が再び激化せずに中東のエネルギー輸送の回復につながるとの期待感が強まり、その後21日から26日まで4営業日続落。一時79.62ドルまで下げて、8月10日以来の80ドル割れとなる場面も見られたものの、50日平均線がサポート・ラインとして意識される中、安値は買い拾われております。

なお、イランとオマーンはホルムズ海峡の航行再開に向けた、暫定航路の共同設置などについて協議を続けていると報じられていますが、トランプ米大統領は17日にFOXニュースとのインタビューで、「オマーンが邪魔をすれば、同国を爆撃する」と牽制しております。

米国が経済制裁を強化したことを受けて、米国とイランの戦闘が再び激化するとの懸念が後退して上値が重い一方、米国とイランのホルムズ海峡を巡る交渉が停滞する中、中東情勢の先行きや原油供給を巡る不透明感は依然根強い上に、ウクライナ情勢が再度緊迫化しているため、引き続き底堅い展開が続きそうです。

引き続きイラン関連のヘッドラインに振らされる展開となりそうですが、テクニカル的にMACDは揉み合いを示唆しており、引き続き200日平均線と100日平均線のレンジで推移することが想定されます。

また、ベッセント米財務長官は24日の記者会見で、週内に制裁を科す金融機関を発表すると述べており、9月米中首脳会談を控える中、中国の金融機関が制裁対象に含まれるか注目されます。

 

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