NY原油

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昨晩のNY原油(中心限月)は前営業日比1.55ドル高の93.03ドルで終了。中東情勢の先行き不安が燻る中、6営業日続伸。終値ベースでは6月4日以来の高値で終了しております。

米国とイランの攻撃の応酬が激化していることに加えて、サウジアラビア南部のエネルギー施設が、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃を受けて一部操業停止に追い込まれるなど、中東情勢の緊迫化により、エネルギー供給を巡る懸念が高まる中、一時94.73ドルまで上昇し、7月23日の高値93.50ドルを上抜く場面も見られております。

ただ、ロイター通信がロシア政府高官の話として、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が8日に「建設的かつ率直な」電話会談を行い、トランプ氏はウクライナでの紛争の早期終結を望んでいると強調したと報じたことから、上げ幅を縮小して終了しました。

 

◆フーシ派、サウジアラビアのエネルギー施設を攻撃

サウジアラビアのエネルギー省は9月8日に、南部のエネルギー施設がイエメンの親イラン武装組織フーシ派に攻撃され、複数箇所で火災が発生、一部が稼働を停止したと発表しました。なお、フーシ派は同日にイエメン内戦で敵対する暫定政権を支援するサウジアラビアに対して、「大規模な軍事作戦」を実施したと主張。南西部アブハとジザンにある国営石油会社サウジアラムコの施設や空港、空軍基地が標的だったことを明らかにしました。

フーシ派はサウジアラビア領内への攻撃に加えて、紅海ではサウジアラビア関連船舶の「封鎖」を宣言。また、紅海を通じサウジアラビア産原油を輸出する際の要衝バベルマンデブ海峡の周辺で攻勢を強めております。

◆トランプ米政権、イラン航空企業に制裁

米財務省は9月8日に、イランの航空会社27社を含む36団体・個人を制裁対象に指定したと発表しました。武器や人員、違法な貨物の輸送などでイランを支援していたことが理由。

◆米国軍、イランのタンカー5隻を破壊

米中央軍は9月8日に、オマーン湾などでイランの石油タンカー5隻を破壊したと発表しました。イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」が過去2日間で2度、米軍艦艇を標的に弾道ミサイル攻撃を企てたことへの報復としております。米国軍は5日も、空母や駆逐艦に対するミサイル攻撃への報復として、イランのタンカー3隻を攻撃しております。

なお、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは米当局者の話として、「イランがより高度な兵器を使用するなど、中国やロシアの支援を受けている可能性が高まっている」と報じております。

 

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