米ドル・円

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米ドル・円は、日銀が先週開催した金融政策決定会合で、2会合ぶりに利上げを決定したものの、2人が利上げに反対票を投じて「ハト派的な利上げ」との見方が拡がる中、円売りドル買いが加速。9月18日に158.06円まで円安が進むも、日銀が「レートチェック」を実施したと報じられたため、急速に円が買い戻されております。

日本の貿易赤字拡大観測など、弱気なファンダメンタルズ(基礎的条件)に変化はなく、実需を中心にドルが買い拾われております。また、FRBによる早期利上げ観測が高まる中、ドル指数が再び節目の100を突破するなど、主要通貨に対してドルが買われる展開が続き、23日に158円台を回復。翌24日に200日平均線を上抜いて、159円台に乗せる場面も見られております。

ただ、片山財務相が25日に、日米首脳会談で「為替についてトランプ米大統領から円安への懸念が示された」と述べた上で、「私とベッセント米財務長官との間で引き続き為替を含め様々な事項について緊密なやり取りをしていく」と語ったことから、やや円が買い戻されております。

FRBは先週のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、全会一致で3年2ヶ月ぶりに利上げを決定。ウォーシュFRB議長は声明公表後の記者会見で、「インフレ率は依然として高い水準にある上に、その状況が長く続いている」と述べ、物価上昇への警戒を改めて示しました。FOMCメンバーの政策金利見通しである「ドット・チャート」でも年内あと1回の利上げの可能性が示唆されるなど、年内の追加利上げ観測が強まっております。

一方で、日銀は2会合ぶりに利上げを決定したものの、前述のように2人が利上げに反対票を投じたことから、市場では日銀は利上げに慎重との見方が拡がっているようです。

テクニカル的にMACDが上昇基調にある中、このまま200日平均線を維持するようですと、再度90日平均線を試す動きになる可能性もありそうですが、日銀が「レートチェック」を実施する中、160円が近づくにつれて日米通貨当局による協調介入への警戒感が強まりそうです。

なお、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(円)のネット・ロングは9月15日時点で12万0359枚。2週連続で円を買い越しております。

 

IMM円のネット・ロング

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