米雇用統計
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米労働省が10月2日に発表した9月米雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数は前月比2.9万人増と、前月(改定値、13.3万人増)から急減。市場予想(9.0万人増)も大幅に下回っております。なお、8月は16.2万人増から13.3万人増、7月は2.1万人増から1.0万人減に、それぞれ下方修正されております。FRBが重視する3ヶ月平均は5.1万人増加(7~9月)と、6~8月(5.1万人増)と同水準でした。
就業者数を業種別にみると、医療分野が1.7万人増と全体を牽引。トランプ米大統領が再興を目指す製造業は9000人増でした。一方、人工知能(AI)導入の影響を受けているとみられる情報分野は1.0万人減、金融分野は7000人減と振るわず。また、政府部門は1.7万人減と、マイナスに転じております。
失業率は4.2%と、前月(改定値、4.1%)から0.1ポイント悪化(市場予想は4.1%)。労働参加率は61.8%と、前月から0.2ポイント上昇。2ヶ月連続で上昇しております。
米賃金とインフレ率
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インフレに影響する平均時給は前年同月比3.0%上昇。伸び率は前月(3.1%上昇)からやや鈍化。2ヶ月連続で鈍化し、2021年5月(2.3%上昇)の低水準となっております。前月比では0.1%上昇(前月は0.3%上昇)。FRBがインフレ指標として重視する8月米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比3.4%上昇となっており、賃金の伸びが物価高に追いついていない状況が続いております。
フェドウォッチ
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9月米雇用統計の結果を受けて、FRBによる早期利上げ観測が後退しつつあるようです。CMEが公表している「フェドウォッチ」によると、10月に利上げを行うとの見方は10月2日時点で22.1%、据え置きは77.9%となっております。利上げ派が一時7割近くを占めていましたが、2割程度まで低下しております。
とは言え、米経済の底堅さが意識される中、12月に利上げを行うとの見方は85.2%、据え置きは14.8%となっており、依然として年内の利上げ観測は根強い模様。
米求人件数
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なお、米労働省が9月29日に発表した8月米雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門求人件数(季節調整済み、速報値)は前月比25.6万件減少の707.9万件と、減少に転じました。3月以来5ヶ月ぶり低水準となっております。解雇件数は164.1万件と、前月から6.1万件減少。2ヶ月連続で減少。
また、米調査会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが10月1日に発表した9月に米企業や政府機関が公表した人員削減数は前月同月比19.9%減少の4万3281人でした。4ヶ月連続で減少となり、9月としては4年ぶり低水準となっております。なお、業況・景況を理由とした削減が2割を占めました。
米人員削減数
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