NY原油

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NY原油(中心限月)は、10月6日に86.86ドルまで下げて、9月1日(86.13ドル)以来の安値を付けるも、50日平均線がサポート・ラインとして意識される中、安値は買い拾われております。

中東情勢の先行き不透明感が依然強いことに加えて、ハリケーン「イサイアス」がメキシコ湾岸へ接近する中8日に急伸。4営業日ぶりに90ドル台を回復しました。

トランプ米大統領がロシアがディーゼル燃料を世界に供給することに、ロシアのプーチン大統領と合意したことを明らかにし、売られる場面も見られたものの、サウジアラビアとイエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃の応酬が激しさを増す中、15日まで6営業日続伸。14日に9月21日以来の95ドル台を回復。ロシアからの供給を巡る懸念に加えて、ロイター通信がイラン政府高官の話として、イランは原油価格を高水準に維持して米中間選挙に影響を与えようと、ホルムズ海峡を通過する船舶を標的とする新たな戦術を展開していると報じたことが相場を押し上げたようです。翌15日に98.32ドルまで上昇する場面も見られております。

米ニュースサイト「アクシオス」は米国とイスラエル関係筋の話として、27日のイスラエル総選挙や11月3日の米中間選挙前に、両国が対イラン攻撃を行うこともあり得ると報じました。また、米CNNはトランプ政権が大規模爆風爆弾(MOAB)を使用して、イランのエネルギーインフラや核施設を攻撃する可能性があると伝えております。

市場の一部ではサウジアラビアとフーシ派の応酬に米国が介入するとの見方も出始めており、リスクプレミアムを意識した買いが入りやすくなっております。

そのため、中東情勢の緊迫化が一段と強まるようですと、短期的に9月18日以来の100ドル台を回復する可能性もありそうです。テクニカル的にもMACDがゴールデン・クロスとなる中、ボリンジャー・バンドはバンドの収縮が強まっており、トレンドの変化を示唆しているとの見方が出始めております。

最近の急ピッチな上昇を受けて、買い方の利喰い売りも出てきそうですが、北半球で冬の需要期が近づく中、エネルギー輸送の混乱が長引くとの見方は根強く、安値は引き続き買い拾われそうです。なお、国際エネルギー機関(IEA)は月報で、中東情勢の混乱によって「世界原油需給は年末まで供給不足が続く」との見方を示しております。

最後に、米エネルギー情報局(EIA)の週報によると、最新週の米原油在庫は前週比860万バレル減と、市場予想(30万バレル減)を大幅に上回る取り崩しとなりました。

 

 

 

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