米平均時給と米インフレ率
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米労働省が12月2日に発表した11月米雇用統計(季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数は前月比26.3万人増加。伸びは前月(改定値、28.4万人増)から鈍化したものの、市場予想(20.0万人増)は上回りました。コロナ禍からの景気回復局面での急速な増加ペースは一服しつつありますが、コロナ禍前の2010~2019年は平均18万人で推移しており、なお高い水準にあります。失業率は3.7%で、前月から横ばいだった(市場予想は3.7%)。
なお、平均時給は前年同月比5.1%上昇と、前月(4.9%上昇)から伸びが加速。前月比でも0.6%上昇と、前月(0.5%上昇)から伸びが加速しております。
同省が11月30日に発表した10月米雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門求人数(季節調整済み、速報値)は、前月比35.3万件減少の1033.4万件で、2ヶ月ぶりに減少に転じました。
求人件数は3月をピークに減少基調にあるものの、2015~2019年の平均636万件を大幅に上回る水準で推移しており、人手不足の解消にはほど遠い状態が続いております。
Fedウォッチ(2022年12月)
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最後に、CMEが公表している「Fedウォッチ」(12月2日時点)によると、12月のFOMCでFRBが0.50%の利上げを行うとの見方は78.2%(11月25日時点、75.8%)に急上昇。0.75%の利上げを行うとの見方は21.8%(11月25日時点、24.2%)となっております。
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