日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比56.22円高の27640.57円で終了となり、4営業日ぶりに反発。業績が良好だった大型株や値がさ株に買いが集まり、株価指数を押し上げた様です。ただ、来週に1月米消費者物価指数(CPI)の発表や日銀総裁人事を控えて様子見ムードも強く、高値を維持することは出来ず。
なお、政府は2月14日に日銀正副総裁の後任人事案を国会に提出すると見られております。週明けに、一部メディアは黒田総裁の後任人事について雨宮副総裁に就任を打診したと報じましたが、2月10日には経済学者で元日銀審議委員の植田氏を起用する人事を固めたと報じられております。副総裁には内田理事、氷見野前金融庁長官を起用する模様。当初、政府は黒田氏の後任として雨宮氏に打診したものの、辞退した様です。
市場では、雨宮氏であれば、黒田総裁を企画担当理事や副総裁として支え、異次元緩和の政策に携わっており、金融政策が急に転換することはないとの見方が多かったものの、植田氏就任の報を受けて、円高が進んでおります。ただ、植田氏は過去に拙速な金融引き締めに否定的な見解を示しており、「ハト派」との見方もある様です。
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