日経平均株価
↓クリックすると拡大します↓
日経平均株価は営業日比243.66円安の27427.32円で終了。2月14日に1月米消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、様子見ムードが強く、買い方の利喰い売りに押された様です。
テクニカル的にも、東証プライム市場の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った騰落レシオ(25日移動平均)が先週末時点で130.2%と、「買われすぎ」の目安とされる120%を上回り、株価収益率(PER)も13.02倍と、昨年11月25日以来の13倍台に乗せており、高値警戒感が拡がった模様。
そのため、一時27743.15円まで下げる場面もみられたものの、200日平均線がサポート・ラインとして意識された様で、安値からは切り返して終了しております。
今週は、前述の米インフレ率に加えて、日銀正副総裁の後任人事案に注目が集まりそうです。
先週もお伝えした様に、政府は黒田総裁の後任に、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏、副総裁に内田理事、氷見野前金融庁長官を起用する人事を固めたと報じられております。
2月14日に人事案提示後、24日に衆参両院の議院運営委員会で候補者の所信聴取が行われ、両院の本会議で承認されれば、正式に就任が決まる運びとなります。なお、植田氏は2月10日に、「現在の日銀の政策は適切だ。現状では金融緩和の継続が必要だ」と述べております。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心のっておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。