ブラックロック・インベストメント・インスティテュートは2月13日に、日本株の投資判断を「アンダーウエート」に引き下げました。日銀が超金融緩和戦略から政策転換した場合、世界の利回りが上昇し、リスク選好度が低下する可能性があるとの見方が理由。
ブラックロックは、政府が次期日銀総裁として植田氏を提示したことが、他の主要国との金利引き上げの方向性を一致させるサプライズとなりうると指摘。「日銀が長期金利の許容変動幅を再び拡大するか、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)を撤廃するなどの政策変更があり得る」とした上で、「誰が就任するにせよ、日本の賃金上昇とインフレのダイナミックスは現在の政策スタンスが限界に達している可能性がある」との見方を示しました。
また、日銀の金融政策のほか、他の主要国の景気減速に対する日本経済の感応度も投資判断引き下げの要因になったとし、「収益成長率の予想はすでに成長鈍化によるリスクを反映しており、日本の輸出セクターは苦境に立たされると予想される」としております。
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