日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比475.04円安の28148.11円で終了。米国株が大幅安となる中、急ピッチな上昇に対する警戒感が拡がり、6営業日ぶりに反落となりました。今晩に2月米雇用統計の発表を控えて、ポジション調整の動きも強まった様です。

目先は、2月22日の安値27046.08円から3月9日の高値28734.79円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準28089.70円を維持出来ない様ですと、3日と6日の間のギャップ(窓)を埋める動きとなり、半値押し水準27890.44円辺りまで下げることも想定されます。

なお、日銀は3月9、10日の両日に金融政策決定会合を開催。全会一致で現行の大規模な金融緩和策の維持を決定。長期金利の変動幅上限は0.50%程度に据え置いております。今会合は黒田総裁の下で予定されている最後の会合となっております。

また、参議院は本会議で、黒田日銀総裁の後任に、元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏を起用する政府の人事案を採決、与党などの賛成多数で同意。内田真一日銀理事と氷見野良三前金融庁長官の副総裁への起用も同意され、承認されております。

在任期間が史上最長の10年に及ぶ黒田総裁は4月8日に退任。政府は植田氏を4月9日付で総裁に任命、両副総裁は3月20日付で任命し、日銀新体制が発足する予定。任期はいずれも5年。

 

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