SPDRゴールド・シェアの金保有残高

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世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は921.08トンと、前営業日比6.36トン増加しております。週ベースでは19.66トン増加。5週ぶりに増加に転じております。

世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」も前週末比0.24トン増加の440.70トンと、6週ぶりに増加に転じております。

なお、FRBのバランスシートは3月15日時点で8兆6393億ドルと、前週比2970億ドル急増。昨年11月以来の高水準になっております。FRBは昨年6月から量的引き締め(QT)を開始。9兆ドル弱あったバランスシートを縮小してきましたが、QTにブレーキが掛かっております。

FRBは3月12日に、金融機関を対象に、米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を担保として、最長1年の融資をする「銀行タームファンディングプログラム(BTFP)」の導入を決定。そのため、銀行によるFRBからの資金借り入れが3月15日時点で1528億ドルに急増。また、シリコンバレー銀とシグネチャー・バンクの業務を継承したブリッジバンクに対して、1400億ドル超の資金供給を行っております。

FRBは、昨年6月から量的引き締め(QT)を開始。9兆ドル弱あったバランスシートを縮小してきましたが、今回の対応により、再びバンスシートが拡大しつつあります。BTFPは一時的な措置であるものの、米国でリセッション懸念が高まる中、将来的な量的緩和(QE)再開に向けての布石になるとの見方もある様です。

 

FRBのバランスシート

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