日経平均株価

↓クリックすると拡大します↓

 

日経平均株価は前営業日比41.38円高の27518.25円で終了となり、小幅続伸。米ファースト・シチズンズ銀行が経営破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)の買収に合意したとの報道を受けて、金融システムへの過度な不安が和らぐ中、金融株を中心に買われた様です。3月13日以来の高値で終了となりました。なお、27500円を上回って終了するのは3月1日以来、18営業日ぶり。

ただ、3月28、29日に米議会で米中堅銀行の経営破綻に関する公聴会が開催され、証人としてバーFRB副議長(金融監督担当)とグルーエンバーグ連邦預金保険公社(FDIC)総裁が証言する予定となっていることから、積極的に買う向きは少なかった模様。前日にも書いた様に、明日は3月末の配当の権利付き最終売買日であることから、権利落ち後、配当金や株主優待目当ての投資家の売りが強まるとの警戒感も引き続き強かった模様。テクニカル的にも25日平均線がレジスタンスとして意識された様です。

とは言え、200日平均線がサポート・ラインとして意識される中、MACDがこのままゴールデン・クロスとなる様ですと、底打ちムードが強まり、前述の25日平均線や3月9日の高値28734.79円から3月16日の安値26632.92円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準27683.86円を上回る様ですと、61.8%戻し水準27931.88円を意識した動きになって行くことも想定されます。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。