米商業銀行の預金残高
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FRBが3月31日に発表した米商業銀行のバランスシートに関する統計によると、米国の中小銀行(米国の商業銀行のうち最大手25行以外)の預金残高は前週比58億ドル増加し、5兆3860億ドルとなりました。前週は米銀2行の破綻を受けて、流出額は過去最大となっていました。一方、大手銀の預金残高は897.78ドルの預金流出となっております。
なお、同統計は遡及改訂しており、急激な預金流出に見舞われて破綻したSVBなど米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に入った銀行を中小銀行の分類に算入したため、中小銀行の前週の預金流出額は1163.76億ドルとなっております(速報値は1199.36億ドル)。
米商業銀行全体の預金残高は、前週比839.67億ドル減少。8週連続で減少となっており、利回りの高いMMF(マネー・マーケット・ファンド)などに資金をシフトする動きが続いている様です。米投資信託協会(ICI)によると3月29日時点の米マネー・マーケット・ファンド(MMF)全体の純資産残高は前週比659.90億ドル増加の5兆1980億ドルと、3週連続で最高を更新しております。
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