日経平均株価

↓クリックすると拡大します↓

 

日経平均株価は前営業日比41.21円高の28457.68円で終了となり、小幅反発。引き続き、米有力地銀ファースト・リパブリック・バンクからの大規模な預金流出が明らかとなり、米中堅・中小銀行の経営不安が再燃。投資家のリスクオフ姿勢が続く中、売りが先行。前日安値28416.47円を割り込み、28241.67円まで下げる場面も見られております。

ただ、インバウンド(訪日外国人)関連株や主要企業の決算発表が本格化する中、好決算となった銘柄を物色する動きが強まり、安値は買い拾われております。

テクニカル的に、MACDがデッド・クロスとなり、東証プライムの値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って求める騰落レシオが下がってきたとは言え、4月26日時点で128.36%と、依然として「買われすぎ」とされる120%を上回って推移する中、買いは続かず。高値は28459.73円に留まり、28500円台は回復出来ずとなっております。

本日から植田新体制で初めての日銀金融政策決定会合が始まり、明日は声明発表と植田総裁の記者会見が予定されております。そのため、様子見ムードが強まりそうです。

 

投資部門別売買動向(海外投資家)

↓クリックすると拡大します↓

 

なお、JPXのデータによると、4月第3週(4月17日-4月21日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は1兆0213億円の買い越しでした。買い越しは3週連続。買い越し額は2014年11月第1週以来の大きさとなった前週(1兆5910億円)に続いて1兆円の大台となっております。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本株への追加投資を検討する意向を明らかにしたことを好感した、日本株回帰の動きが続いた様です。現物は2761億円の買い越しで、4週連続で買い越し。4週連続の買い越しは6週連続で買い越した2022年3〜5月以来約1年ぶり。先物は7452円の買い越しで、2週連続で買い越しとなりました。

一方、個人は3526億円の売り越しでした。売り越しは2週連続。高値警戒感が拡がる中、先週に続いて買い方の利喰い売りの動きが強かった模様。事業法人も107億円の売り越しと、2週連続で売り越しております。また、年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は1384億円の売り越しで、3週連続で売り越し。

 

投資部門別売買動向(個人)

↓クリックすると拡大します↓

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。