米連邦政府の債務残高
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バイデン米大統領と野党共和党のマッカーシー下院議長は5月27日に、連邦政府の借入限度額である「債務上限」を引き上げることで原則合意しました。5月31日の下院での承認を目指すとしております。
ただ、議会が上限を速やかに引き上げられなければ、米国は6月5日にもデフォルト(債務不履行)に陥る恐れがあります。バイデン氏は声明で「合意は破滅的なデフォルトの可能性を防ぐもので、良い知らせだ」と強調しました。
米メディアによると、合意には向こう2年間の債務上限引き上げや、国防費以外の歳出抑制などが盛り込まれた模様。マッカーシー氏は記者団に対して、「新たな課税も、新たな施策もない」と指摘。合意に基づき、法案の作成作業を進める意向を示しております。
なお、イエレン米財務長官は5月26日に、マッカーシー下院議長(野党共和党)ら議会指導者らに宛てた書簡で、米国がデフォルト(債務不履行)に陥る恐れがある期日について、これまでの6月1日から5日に先延ばししたことを明らかにしました。税収などに関する最新のデータに基づいたものとしております。
イエレン氏は連邦政府の借入限度額である「債務上限」について、「議会が6月5日までに引き上げるなどの措置を取らなければ、財務省には支払い義務に応じる十分な資金がない」と警告。速やか引き上げを促しております。
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