日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比16.93円安の33485.49円で終了。5営業日ぶりに反落しております。一時33767.13円まで買い進められて、前日の高値(33665.52円)を上抜く場面も見られたものの、FOMC(米連邦公開市場委員会)で、FRBは今後の追加利上げを示唆し、タカ派な姿勢を示したことや、急ピッチな上昇に対する警戒感から、買い方の利喰い売りに押された様です。
テクニカル的な買われ過ぎ感は依然解消されていない様に見えますが、解散・総選挙の機運が高まる様ですと、再度海外投資家の日本株買いに拍車が掛かる可能性もありそうです。
なお、5月貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆3725億円の赤字となりました。輸出額は伸び率が鈍化傾向にあるものの、資源高の一服で輸入額が減少し、赤字幅は前年同月比で4割縮小。貿易赤字は22ヶ月連続。輸出は前年同月比0.6%増の7兆2926億円、輸入は9.9%減の8兆6651億円。
また、中国人民銀行(中央銀行)は6月15日に、中期貸出制度(MLF)1年物の金利を0.10%引き下げて、2.65%にすると発表しております。引き下げは昨年8月以来10ヶ月ぶり。
投資部門別売買動向(海外投資家)
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なお、JPXのデータによると、5月第5週(5月29日-6月2日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は1兆4007億円の買い越しでした。買い越しは10週連続。年初からの累計買い越し額は8兆0454億円となっております。
現物は9854億円の買い越しと、11週連続で買い越し。11週連続の買い越しはアベノミクス相場初期(2012年11月〜13年3月)の18週以来の連続記録となります。なお、先物は4153億円の買い越し。
個人は4466億円の売り越し。売り越しは3週ぶり。年初からは累計2兆8873億円売り越し。
事業法人は782億円の買い越しで、5週連続で買い越し。年初からの累計買い越し額は1兆5131億円。
年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は1229億円の売り越しと、10週連続で売り越し。年金基金によるリバランス(資産配分の見直し)に伴う売りが続いております。年初からは累計3兆2975億円売り越し。
投資部門別売買動向(個人)
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