日経平均株価

↓クリックすると拡大します↓

 

 

日経平均株価は前営業日比483.34円安の32781.54円で終了となり、続落。一時32575.56円まで下げるなど、9営業日ぶりに節目の33000円を割り込んでおります。

パウエルFRB議長が議会証言で改めて年2回の追加利上げが適切と発言。市場は「あと1回」で利上げ打ち止めとの見方を崩していないものの、英イングランド銀行が市場予想を上回る0.50%の利上げを決定。スイスとノルウェーの中銀も政策金利を引き上げるなど、米欧の主要中銀がインフレ抑制に向けてタカ派な姿勢を堅持したため、FRBの利上げ打ち止め観測が後退。FRBによる金融引き締めが長期化し、米景気が悪化することへの懸念が重荷となった様です。

また、世界的な株高で株式の保有比率が高まる中、四半期末が近づき、ファンドのリバランス(資産の再配分)に伴う売りも出始めている模様。

MACDがデッド・クロスとなる中、目先は32100円辺りで推移している25日平均線を維持出来るか注目されます。維持できない様ですと、3月16日の安値26632.92円から6月19日の高値33772.89円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準31045.42円辺りまで下げることも想定されます。ただ、日銀は現行の大規模金融緩和策をしばらく維持する姿勢を見せており、出遅れた投資家を中心に押し目買いが入り易いとの見方が多い様です。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。