日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比82.73円安の32698.81円で終了。米銀シリコンバレーバンク(SVB)の破綻で世界的に金融システム不安が強まった3月半ば以来、3ヶ月ぶりに3営業日続落となりました。
一時32884.73円まで買い進められる場面も見られたものの、前週末の米国株安が嫌気され、半導体・電子部品関連株などを中心に買い方の利益確定売りが出たようです。世界的な株高で株式の保有比率が高まる中、四半期末が近づき、ファンドのリバランス(資産の再配分)に伴う売りも引き続き出ていた模様。7月上旬に行われる上場投資信託(ETF)の分配金捻出に伴う売りへの警戒感も強まっている様です。
MACDがデッド・クロスを維持する中、一時32392.72円まで下げる場面も見られております。先週末にも書いた様に、目先は25日平均線を維持出来るかが焦点となりそうです。維持できない様ですと、3月16日の安値26632.92円から6月19日の高値33772.89円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準31045.42円辺りまで下げることも想定されます。
日銀は現行の大規模金融緩和策をしばらく維持する姿勢を見せており、今回の上昇相場に出遅れた投資家の買い意欲は根強いとの見方は依然多い様ですが、日本でも物価高が続く中、日銀も年後半に政策修正を迫られるとの懸念が市場の一部で拡がっている模様。
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