米消費者物価指数

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昨晩に、米労働省が発表した6月米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.0%上昇。伸び率は12ヶ月連続で鈍化し、2021年3月以来2年3ヶ月ぶりに4%を割り込みました。市場予想(3.1%上昇)も下回っております。

ただ、変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は4.8%上昇と、前月(5.3%上昇)から鈍化(市場予想は5.0%上昇)。ただ、依然として高水準で推移しており、インフレ圧力の根強さが改めて示されております。

なお、FRBはベージュブック(全米12地区連銀景況報告)を公表。国内の経済活動が5月末以降「若干拡大した」との見解を示し、5月発表の前回報告では「ほぼ変わらず」としていた景況判断を上方修正しております。今後の見通しについては、成長鈍化が見込まれるとしております。

 

FedWatch(2023年7月開催分)

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一連の発表を受けて、CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(7月12日時点)によると、7月のFOMCでFRBが0.25%の利上げを行うとの見方は94.2%(先週末は93.0%)、据え置きは5.8%(同7.0%)となっております。

また、9月のFOMCで政策金利が5.00%-5.25%と見る向きは6.0%(同5.6%)、5.25%-5.50%と見る向きは81.0%(同70.3%)、5.50%-5.75%と見る向きは13.0%(同24.0%)となっており、徐々にですが、7月に次いで9月も利上げが行われるとの見方は後退しつつあります。

 

FedWatch(2023年9月開催分)

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