日経平均株価

↓クリックすると拡大します↓

 

日経平均株価は前営業日比472.07円安の31766.82円で終了となり反落。中国景気の減速懸念に加えて、格付け大手フィッチ・レーティングスが、米銀大手のJPモルガン・チェースを含む約70行の信用格付け引き下げの可能性を警告したことから、米金融セクターを取り巻く不透明感が高まる中、投資家のリスクオフ姿勢が強まった様です。一時31766.82円まで下げるなど、終値ベースでは7月12日以来、約1ヶ月ぶりに32000円を割り込んで終了しております。

前日に32000円を割れた際のポイントに挙げた75日平均線を割り込んだだけに、明日もリスクオフの動きが続く様ですと一目均衡表の雲の下限や90日平均線辺りまで下げることも想定されます。今晩公表されるFOMC議事要旨(7月25、26日開催分)が想定よりタカ派な内容になるようですと、リスクオフの動きが継続する可能性がありそうです。

なお、日本政府観光局が発表した7月訪日外国人数(推計値)は前年同月比約16倍の232.6万人でした(前月は約207万人)。コロナ禍前の2019年7月と比べた回復率は77.6%(前月は72.0%)に上昇。日本への団体旅行禁止の影響で出遅れてきた中国本土を除くと103.4%となり、コロナ禍前の実績を初めて上回っております。

 

訪日外国人客数

↓クリックすると拡大します↓

 

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。