バークシャー・ハサウェイの保有株割合(四半期)
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米証券取引委員会(SEC)に提出された2023年6月末の保有有価証券報告書によると、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイは、4-6月期に米大手住宅メーカーのDRホートンやレナー、NVRの株式を計8億1400万ドル分、新規に取得したことが明らかとなりました。1-3月期に新規取得したクレジットカード発行大手の米キャピタル・ワン株は買い増した模様。
一方で、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)株は保有株式数を45%減らしております。また、米ゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの保有株式数は7割減、米石油メジャーのシェブロンも7%減らしております。
なお、「フォーム13F」は、米国で上場する銘柄が報告対象で、バークシャーが保有する日本の総合商社株などは含まれておりません。米国の大手機関投資家は、四半期ごとに米証券取引委員会(SEC)に「フォーム13F」という報告書を提出し、保有銘柄を開示する義務があります。
◆マイケル・バーリー氏、米株式市場の下落に2330億円賭ける
米証券取引委員会(SEC)に提出された2023年6月末の保有有価証券報告書によると、米著名投資家で、2008年の世界金融危機前に住宅バブル崩壊に賭けた「世紀の空売り」で知られるマイケル・バーリ氏が率いる米資産運用会社サイオン・アセット・マネジメントは、S&P500種総合株価指数とナスダック100が下落することに賭けるオプション取引を行っていたことが明らかとなりました。
バーリー氏は、4-6月期にナスダック100に連動した運用を目指す「インベスコ・QQQ・トラスト」ETFの下落に賭けるプットオプションを7億3900万ドル購入。「SPR・S&P500」ETFのプットオプションも8億8600万ドル購入しております。提出書類によると、バーリ氏はポートフォリオの9割以上を相場下落に賭けております。
なお、ロイター通信によると、世界最大のヘッジファンドで米著名投資家レイ・ダリオ氏が創業したブリッジウォーター・アソシエーツの旗艦ファンド「ピュア・アルファ」は7月下旬に行った投資家説明会で、米国株に対して弱気な見方を示していた模様。
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