FedWatch(2023年11月開催分)

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CMEが公表している米金利先物の値動きからFOMCごとの政策金利を予想する「FedWatch(フェドウォッチ)」(9月22日時点)によると、11月のFOMCでFRBが0.25%の利上げを行うとの見方は27.5%(先週末は27.1%)、据え置きは72.5%(同72.3%)となっており、市場では引き続き金利は据え置かれるとの見方が多い様です。

また、12月のFOMCで政策金利が5.50%-5.75%と見る向きは27.5%(先週末は27.1%)、5.25%-5.50%と見る向きは72.5%(先週末は72.3%)と、11月に次いで12月も政策金利が据え置かれるとの見方が依然多くなっております。

先週開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)後の記者会見で、パウエル議長は「適切であれば、さらに利上げする用意があり、インフレが持続的に低下すると確信するまで景気抑制的な政策を維持する意向だ」と述べ、FRBの政策金利水準はまだ十分に景気抑制的ではないとの見解を示し、年内残り2回の会合で、あと1回の追加利上げを行う可能性に言及。また、FOMC参加者の多数が「年内2会合で1回の利上げを行うのが適切と考えている」と述べております。

また、声明と同時に公表されたFOMCメンバー19人の経済・金利見通し(SEP)で、2023年末のFF金利見通し中央値は年5.625%と、6月時点の見通しで据え置き。年内に過半数を占める12人が0.25%の追加利上げを予想していることが明らかとなりました。

次回10月31日、11月1日の両日に開催されるFOMCまで、米経済市場に一喜一憂する展開が続きそうですが、今週は2023年4-6月期米GDP確報値や米住宅指標、8月米個人消費支出(PCE)などの発表が予定されております。また、複数のFRB高官の講演が予定されており、注目されそうです。

なお、先週末にボウマンFRB理事が利上げは必要との考えを示す一方で、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は利上げの到達点が近付いているとの認識を示しました。

 

FedWatch(2023年12月開催分)

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