米・ドル円(5分足)
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米ドル・円は、先週のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRBがタカ派な姿勢を示した一方で、日銀は金融政策決定会合で現行の金融政策の維持を決定。声明公表後の記者会見で、植田総裁が政策修正の見通しについて「現時点では時期や具体的な対応を決め打ちできない」と述べたこともあり、改めて日米金融差拡大観測が拡がる中、円売りドル買い動きが続く中、2022年10月以来11か月ぶりに149円台に乗せて来ております。
150円が迫るにつれて、政府・日銀による介入への警戒感が強まっており、149円台乗せた後は上昇一服感があるものの、日米金利差の拡大観測は根強く、じり高が続きそうです。
なお、鈴木財務相は本日の閣議後の記者会見で、外国為替相場で進む円安について「過度な変動についてはあらゆる選択肢を排除することなく適正な対応を取る」とした上で、米国など海外当局とも意思疎通を図り、「過度な変動は好ましくないと共有している」と述べております。
岸田首相も9月25日に、外国為替市場で進む円安への対応について「政府として、引き続き高い緊張感を持って注視していきたい」と述べ、市場をけん制しております。首相は為替相場に関し「ファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映し、安定的に推移することが重要だ」と指摘。その上で「過度な変動は望ましくない」と強調しております。
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