日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比711.06円安の30526.88円で終了となり、5営業日続落。5月31日以来の31000円割れで終了しております。
引き続きFRBによる金融引き締めが長期化するとの見方が再燃する中、投資家のリスクオフ姿勢が続いている様で、一時30487.67円まで下げる場面も見られております。共和党の内紛により、マッカーシー下院議長が史上初めて解任されるなど、米下院はまひ状態に陥っており、現行のつなぎ予算が切れる11月半ばまでに来年度予算案が可決される目途が立たないことも嫌気されている模様。日銀が上場投資信託(ETF)を買い入れるとの期待感から安値を買い拾う動きも見られた様ですが、売り圧力に押された様で、安値からの反発は小幅にとどまっております。
相対力指数(RSI)が30%割り込み、25日平均線との下方乖離率も6%を突破するなど、売られ過ぎ感が意識され始めております。とは言え、トリプル・トップ型が意識され始めている上に、MACDが下げ幅を拡大する中、本日は1月4日の安値25661.89円から6月19日の高値33772.89円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準30674.49円を割り込んだだけに、目先は節目の30000円や半値押し水準29717.39円を意識した動きになって行くことも想定されます。その場合、200日平均線がサポート・ラインとして意識されるかが焦点となりそうです。=株価下落受け、701億円☆差替
なお、日銀は上場投資信託(ETF)買い入れを行っております。購入額は701億円。日銀によるETFの買い入れは3月14日以来、約7ヶ月ぶり。
日経平均株価と25日平均線との乖離率
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