日経平均株価

↓クリックすると拡大します↓

 

日経平均株価は前営業日比1.96円高の32042.25円で終了。わずかながら続伸しております。米長期金利の上昇を受けて、国内の10年債利回りも上昇。そのため、上値の重い展開となった様です。テクニカル的にも25日平均線がレジスタンスとして引き続き意識された模様。一方で、32000円割れの場面では引き続き押し目買いが入った様で、2営業日続けて十字線に近いローソク足となるなど、市場の気迷いが見て取れます。

引き続き、中東の「地政学的リスク」に加えて、11月FOMC(米連邦公開市場委員会)が迫る中、10月19日に予定されているパウエルFRB議長の講演に注目が集まりそうです。

なお、東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債(第372回債)の流通利回りが一時0.815%まで上昇。2013年8月以来、約10年2ヶ月ぶり高水準を付けております。

最後に、日本政府観光局が発表した9月訪日外国人数(推計値)は、前年同月比10.6倍増加の218万4300人でした。コロナ禍前の2019年同月の96.1%まで回復。円安による割安感も追い風に回復が進み、コロナ前水準が目前に迫っております。

同時に発表された2023年7-9月期訪日外国人旅行消費額(速報値)は2019年同期比17.7%増の1兆3904億円でした。円安や物価高に加え、平均宿泊数が伸びたことで1人当たりの支出額が増加。四半期ベースで初めてコロナ禍前を上回っております。2023年1-9月期累計では約3.6兆円と、年間の過去最高額だった2019年の約4.8兆円に迫るペース。

 

訪日外国人客数

↓クリックすると拡大します↓

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。