日経平均株価
↓クリックすると拡大します↓
日経平均株価は前営業日比259.81円安の30999.55円で終了となり、3営業日続落。中東の「地政学リスク」や米長期金利の上昇が嫌気される中、一時30974.26円まで下げるなど、10月6日以来の31000円割れで終了しております。
日銀は10月30、31日の両日に金融政策決定会合を開催し、「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を公表する予定ですが、2023年度の物価見通しを上方修正するとの思惑が拡がる中、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正論が浮上、長期金利が一時0.860%と2013年7月以来、約10年ぶりの高水準を付けたことも、上値を重くした模様。
10月4日の安値30487.67円から10月13日の高値32533.08円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の61.8%押し水準31269.32円を割り込んだだけに、明日も31000円台に戻せない様ですと、直近安値30487.67円(10月4日)を意識した動きになる可能性がありそうです。
25日平均線との乖離率で見ても、10月4日に底打ちした際の乖離率はマイナス6.13%、概ね5%以上拡大すると売られ過ぎ感が出易くなるだけに、短期的に30350円辺りまで下げることも想定されます。
ただ、円安基調に伴う2023年4-9月期の企業決算への期待は根強い上に、30000円付近では200日平均線がサポート・ラインとして意識されて押し目買いが入り易いとの見方が多い模様。
日経平均株価と25日移動平均線
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。