米ドル円
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米ドル・円は、FRBによる金融引き締めが長引くとの見方が再燃し、米長期金利が上昇する中、日米金利差拡大期待を背景に円売りドル買いの動きが拡大。10月3日に付けた150.16円を上回り、一時150.32円を付けるなど、2022年10月以来約1年ぶりの円安水準となる場面も見られております。
東京時間に入っても、節目の150円を維持していることから、政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感がやや弱まった様で、米国市場の流れを引き継ぎ、ジワジワと円安が進んでおります。なお、午前中に鈴木財務相は、円安進行について「従来の方針通り、緊張感を持って動向を見ていく」と発言したものの、市場への影響は軽微だった模様。
今晩は、2023年7-9月期米GDP(国内総生産)速報値が発表されます。市場では前期比4.2%増と予想されており、前期(2.1%増)を大きく上回る見込み。米経済の堅調さが確認されれば、米長期金利が再び5%台に乗せることも想定されます。介入への警戒感は根強いものの、日米金利差拡大期待を背景とした円売りドル買いの動きが強まる様ですと、昨年10月21日に付けた151.95円を上抜いて、152円台に乗せることも想定されます。
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